神社とお寺ってどう違うの?知っておきたい8項目!

神社とお寺の違い お寺

「神社」と「お寺」の違い、みなさんはわかりますか?

「神社とお寺ってどう違うの?」と聞かれると、、

わかっているつもりだったけど、意外と明確には答えられなかったりといった事もあるかと思います。

実は「神社」と「お寺」は幕末までは1000年以上「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」といって神道と仏教は融合調和した信仰体系でした。

明治維新により「神仏分離」が行われ、現在では「神社」と「お寺」は分けられていますが、曖昧な面が残っているのも事実です。

では「神社」と「お寺」の違い8項目を簡単に解説していきます!

 

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1.「神道」と「仏教」 宗教の違い

神社は「神道」という日本固有の宗教の施設

「神道」は日本人の暮らしの中から生まれた日本土着の宗教です。初詣や七五三、結婚式など日本人の生活に溶け込んでいます。

神社は日本全国至る所にあり、全国8万社、未登録の小さな神社も入れると10万社以上の神社が存在しています。

その数多ある神社の中で、本宗((ほんそう)日本最高位の神社)が伊勢神宮です。

 

お寺は「仏教」という外国から伝来した宗教の施設

「仏教」は紀元前5世紀前後に北インドで釈迦(仏陀)が創始し、6世紀中頃に中国・朝鮮を経て日本に伝来したと言われています。

「仏教」は聖徳太子の尽力により普及し、日本全土に幾多もの寺院が建立され、現在日本国内には8万弱の寺院が存在しています。

「仏教」もまた日本人の生活に根付いており、除夜の鐘、節分、お盆、お葬式など生活の中で沢山の仏教行事が行われています。

「仏教」と一言に言っても沢山の宗派が有り、伝統的な宗派として、華厳宗、法曹宗、律宗、真言宗、天台宗、日蓮宗、浄土宗、浄土真宗、融通念仏宗、時宗、曹洞宗、臨済宗、黄檗宗の13宗があります。

 

2.「神様」と「仏様」 祀られているものの違い

神社は「神様」が祀られている

すべてのものに神が宿るという概念の神道には、数えきれないほどの種類の「神様」がいます。

その数の多さから八百万やおよろずの神」といわれます。

■神話の神様
天照大御神、大国主神、など
■祖先としての祖先神
祖神、氏神、など
■土地の神様
生まれた土地の守護神など
■偉人などの御霊
天神様(菅原道真)、東照大権現(徳川家康)など

などなど、神社では様々な神様が祀られています。

 

お寺は「仏様」が祀られている

「仏様」とは本来、釈迦(仏陀)の事ですが、現在仏教ではたくさんの仏様がいらっしゃいます。

■如来(にょらい)
釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、など
■菩薩(ぼさつ)
弥勒菩薩、観音菩薩、千手観音、など
■明王(みょうおう)
不動明王、愛染明王、孔雀明王、など
■天部(てんぶ)
弁財天、大黒天、阿修羅、風神、雷神、など

知っている仏様が沢山いたのではないでしょうか。

 

3.「御神体」と「仏像」 礼拝の対象の違い

神道では神様が宿るとされる「御神体」が礼拝の対象

神社とお寺の違い御神体

「御神体」には巨石、大樹、山岳、鏡、剣、玉、鉾、御幣、影像など様々なものがあります。

有名なものでは、皇室神道の御神体である鏡、刀、勾玉で構成される「三種の神器」があります。

 

仏教では仏様の姿を表現した「仏像」が礼拝の対象

神社とお寺の違い仏像

仏様の姿を立体的に表現した彫像を「仏像」といい、材質は、金属製、石造、木造、塑造、乾漆造など様々です。

寺院などで、最も主要な礼拝の対象として安置される仏像、経典、仏塔などを「本尊(ほんぞん)」といいます。

 

4.「鳥居」と「山門」 入口の違い

神社の入り口には「鳥居」がある

神社とお寺の違い鳥居

「鳥居」は神社の内(神域)と外(人間が住む俗界)を分ける結界で、神域への入り口に立てられた一種の門です。

「鳥居」は一礼してからくぐり、参拝後、社殿の方に向き一礼し、「鳥居」をくぐった後、再度社殿に向き一礼するのが丁寧なくぐり方とされています。神様が通る真ん中は避けて、端を通るのもマナーとされています。

 

お寺の入り口には「山門」がある

神社とお寺の違い山門

「山門(さんもん)」は寺院の内(仏道の世界)と外(世俗の世界)の境にある寺院の正門です。

「山門」は合掌とともに一礼し、敷居を踏まないように入ります。帽子は事前に脱いでおきましょう。参拝後も同様に山門を出たら再度本堂の方向に向き、合掌一礼をするのがマナーです。

 

5.「狛犬」と「仁王像」 像の違い

神社には「狛犬」が置かれている

神社とお寺の違い狛犬

「狛犬」は参道の両脇などに一対で向き合う形で設置されています。

神社に魔除けの為設置されている守護獣像で、獅子や犬に似た空想上の生物で日本の霊獣です。

向かって右側の口を開いた角の無い像が「獅子」阿形(あぎょう)、左側の口を閉じた角のある像が「狛犬」吽形(うんぎょう)です。

神社によっては狛犬ではなく、狐、鹿、猪、牛など様々です。

 

お寺には「仁王像」が置かれている

神社とお寺の違い仁王像

「仁王像」は寺院の山門の左右に二体一組で配置されています。

上半身裸形で、筋骨隆々としたたくましいお姿は大変迫力があり、寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神としての働きがあります。

向かって右側の口を開けている仁王像が阿形(あぎょう)像、左側の口を閉じている仁王像が吽形(うんぎょう)像です。

 

6.「二礼二拍手一礼」と「合掌一礼」 参拝作法の違い

神社とお寺の違い参拝

神社での参拝方法は「二礼二拍手一礼」

「二拝二拍手一拝」とも言い、現在のお参りの基本作法となっています。

お賽銭を入れ、鈴を鳴らし、姿勢を正したら、

[1] 深いお辞儀を2回行う (二礼)
[2] 胸の高さで両手を合わせ、右手を少し下に引いて、手を2回打つ (二拍手)
[3] 両手を合わせお祈りする
[4] 深いお辞儀を1回行う (一礼)

二拍手の作法を、「柏手(かしわで)を打つ」と言い、神様を呼び出すためや、お祓いやお清めの意味があると言われています。

 

お寺での参拝方法は「合掌一礼」

お賽銭を入れ、鰐口を鳴らし、姿勢を正したら、

[1] 両手を静かに合わせてお祈りする (合掌)
[2] 手を合わせたまま深くお辞儀をする (一礼)

読経される場合は[1]のお祈りの後にします、混んでいる場合などは次の参拝者へ配慮し、お堂の正面は避けて読経するのもマナーです。

 

7.「神主、巫女」と「僧侶、尼」 人の違い

神社に居てるのは「神主」「巫女」

神社とお寺の違い神主

神社で神に奉仕し祭儀や社務を行う人を「神主(かんぬし)」、正式には「神職(しんしょく)」といいます。

また、神社で神に仕える女性のことを「巫女(みこ)」といいます。

よく耳にする「宮司(ぐうじ)」とは、神社の長のことで、職階(職名、職称)です。いわゆる役職ですね。職階には他に禰宜(ねぎ)権禰宜(ごんねぎ)などもあります。

神主さんや巫女さんが居たらそこは神社です。

 

お寺に居てるのは「僧侶」「尼」

神社とお寺の違い僧侶

出家して仏教の戒律を守る修行者のことを「僧侶(そうりょ)」「僧(そう)」といい「お坊さん」「和尚(おしょう)さん」などとも呼ばれています。

正確には仏教の宗派によって呼び名も違いますが、一般にはこの様に呼ばれています。

よく耳にする住職(じゅうしょく)」とは、お寺に住み、お寺の管理や維持、運営を行う僧侶のことをいいます。

また、女性の僧侶は「尼(あま)」といい、尼の住職は「庵主(あんじゅ)」といいます。

お坊さんや尼さんが居たらそこはお寺です。

 

8.「⛩」と「卍」 地図記号の違い

「神社」と「お寺」、時折名称ではどちらかわかりにくい施設があったりします。(ナイデスカ?w)

平等院とか、三十三間堂とか、、、門戸厄神とかw

たとえば、御朱印帳を「神社」と「お寺」で別けてるんだけど、どっちの施設かわからない⁉

ってそんな時、確実に見分ける方法でオススメしたいのがこの地図記号です!

googleマップなど地図上で施設を確認すると一発でどちらかわかります。

 

神社の地図記号は「⛩」

神社とお寺の違い神社地図記号

鳥居がある神社の地図記号はそのまま、「⛩」鳥居のマークです。

■神社の社号(称号)の種類
〇〇神宮
〇〇
〇〇大社
〇〇
神社
このような名称であればそれは神社です。

お寺の地図記号は「卍」

神社とお寺の違い寺院地図記号

お寺の地図記号は、「卍」まんじのマークです。

「卍」は仏教において吉祥(幸運の印)を表す紋として用いられています。

■お寺の名称の種類
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇観音
〇〇

このような名称であればそれはお寺です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

長くなりましたが以上が、神社とお寺の違いでした。

実は中にはここまでの解説が必ずしもそうではない部分もあります。

冒頭で少し触れた、神様と仏様が同一視されていた「神仏習合(しんぶつしゅうごう)」の時代、神社の境内にお寺が建てられたり、お寺の境内に神社が建てられたりといった名残りで、鳥居があるお寺や、狛犬があるお寺などもたくさん存在します。

また寺社めぐりの際にそういった部分を見つけてみるのも楽しみの一つかと思います。

日本人にとって、どちらも大切な神道と仏教。

違いがわかると、より心のこもったお参りが出来そうですね。

 

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