西国三十三所23番 応頂山 勝尾寺
大阪府箕面市の“滝”と“お猿さん”で有名な箕面国定公園内にある勝尾寺(かつおうじ)。
御本尊は十一面千手観世音菩薩。
“勝ちダルマ”で有名な勝尾寺は「勝運の寺」として信仰されています。
王に勝った寺
神亀4年(727年)双子の善仲、善算が草庵を結び、天平神護元年(765年)開成皇子が大般若経六巻を埋蔵して、一堂を建立し弥勒寺(みろくじ)を開創。
以来、源氏や足利氏、豊臣氏ら時代の覇者が戦勝祈願をしたことから、庶民の間にも勝運信仰が広まり、現在でも「人生すべてに勝つ寺」として広く信仰されています。
札所情報
勝尾寺(かつおうじ) | |
山号 | 応頂山(おうちょうざん) |
札所 | 西国三十三所第二十三番 |
宗派 | 高野山真言宗 |
御本尊 | 十一面千手観世音菩薩 |
真言 | おん ばざら たらま きりく |
開基 | 開成皇子 |
創建 | 神亀4年(727年) |
御朱印

ご詠歌(ご詠歌の意味)
ほとけを頼む 身こそやすけれ
勝尾寺お参りレポート
ちょうど紅葉のシーズンだし!って事で、11月の三連休の日曜日にお参りに行ったところ、、この人出(驚)!!
駐車場の1㎞手前くらいから渋滞で車動かなくなり、到着予定時間より40分遅れで到着。。
そしてこの長蛇の列に並ぶ事30分、ようやくお寺に入ることが出来ました。
三連休は圧倒的に混むようで、、観光バスとか何台も着ており、体感は7割外国のお客さんってカンジでした。
しかも紅葉はまだ見頃ではなかったという残念っぷり。(笑)
入口で体温を測り、37.5度以上の人は入山が出来ませんでした。
入山料は大人400円、小・中学生300円、未就学児100円、2歳以下無料です。
山門
慶長8年(1603年)豊臣秀頼により再建された楼門形式の朱塗りの仁王門。
山門をくぐると弁天池に架かる「お浄め橋(おきよめばし)」を渡ります。
右手には弁天池に浮かぶ「弁天堂」と「鯉の餌やり場」が見えます。
左手は噴水と霧に覆われた弁天池。
勝尾寺の神聖な水を霧状にし、橋を渡る際に“聖なるマイナスイオン”を体感できる様になっています。
参道を進むと、たくさんの石灯籠が立ち並ぶ道に。
灯籠にもダルマさんがいっぱいw
多宝塔
正面の山腹には、剛界大日如来が祀られている多宝塔が見えます。
勝ちダルマ奉納棚
本堂に向かう階段沿いに「勝ちダルマ奉納棚」があります。
すべてに「勝つ」寺として勝負信仰を集める勝尾寺。
受験、商売、病気、選挙、芸能、スポーツなどあらゆる勝負の勝ち運、成功が祈願されています。
願いが成就し奉納された無数のダルマが圧巻の光景です。
映えスポットになっていて記念撮影する人が絶えません。
勝ちダルマの目入れ作法
「勝ちダルマ並びに御守のお魂入れ作法」という説明の看板がありました。
ダルマみくじ
境内のあちこちにいるちびダルマさん達。
これは勝尾寺の「ダルマみくじ」(500円)なのです。
ダルマさんの中におみくじが入っていて、おみくじを引いた後のダルマさんを、皆好きな場所に奉納して帰られているんです。
ダルマさんはもちろん持ち帰ってもOKです。
境内にあるちびダルマさんは、年末にすべてお焚き上げして頂けます。
えっ!?こんなところに!ってところにダルマさんを発見したり(笑)面白いですよね。
密なダルマさんたち。
枝から生えているダルマさんもいました(笑)
三宝荒神社
日本最古の荒神さまであり、日本三大荒神の一つである「三宝荒神」。
「厄を払う」「難を払う」荒神様として、その威神力は絶大で、日本全国より信仰されている荒神様です。
三宝荒神(さんぽうこうじん)(大阪府箕面市)
立里荒神(たてりこうじん)(奈良県吉野郡)
清荒神(きよしこうじん) (兵庫県宝塚市)
鎮守堂
鎮守堂にはダルマさんがびっしり!
大師堂 (四国八十八カ所お砂踏み)
こちらは弘法大師(空海)をお祀りしているお堂で、ゆかり深い四国八十八ヶ所のお砂踏みができます。
お堂の周りには四国八十八ヶ所のご本尊が祀られています。
各寺院のお砂を踏む事により、四国八十八ヶ所をお参りしたと同じご利益を頂けるとされています。
88ヶ所踏むのは思ったより結構大変でした!
“お唱えしながら丁寧にお砂を踏みしめる”って書いてあったんだけど、後ろから来た高速砂踏みおじさんにまくられて、「急がなきゃっ!」って高速砂踏みしたんだけど、、ご利益あるかな。。(涙)
本堂
朱塗りの立派な本堂も豊臣秀頼により再建されたもの。
御本尊の十一面千手観世音菩薩は毎月18日に開帳されています。
実は、全国の観音様の縁日が毎月18日と定まったのは、勝尾寺のある伝承に由来しています。
納経所
本堂の隣に納経所、受付所があります。
御朱印も並ぶのかなぁ、、と思いながら入るとまさかのガラガラ(笑)
本堂の向かいに授与所があり、お守りや数珠などたくさん売っています。
納経所には巡礼系の商品など売っていましたので一部をご紹介。
■ダルマみくじ 500円
ダルマさんのなかにおみくじが入っています。
■各種お守り 800円くらい
お守りは大体800円でした。
■勝ちダルマ 3500円、5000円、7000円、3万円、20万円
超特大ダルマは20万円!ここ一番の勝負の時に!
■勝尾寺ご詠歌手ぬぐい 300円
勝尾寺のオリジナル手ぬぐいです。
本堂まで来ると、結構高さがあり眺めがよかったです。
紅葉は残念ながらまだ6~7割くらいかなぁ。。
二階堂
本堂からさらに上に建つのが「二階堂」。
浄土宗の開祖、法然上人が晩年の4年間を過ごしたお堂。
このお堂で念仏三昧で過ごす中で、浄土宗開宗の構想を固めたとされています。
弁天堂
弁天池に浮かぶ弁天堂。弁財天を祀っています。
勝尾寺の弁財天様は、学問や芸能、音楽の才能を開花させる神様として古くから信仰されています。
滝
水音が気持ちいい滝がありました。マイナスイオンを浴びます。
鯉の餌やり場
弁天池にはたくさんのかわいい錦鯉が泳いでおり、エサやりをすることが出来ます。
無人販売所にコイの餌(100円)が売っています。
餌の量はお寺で管理されているので、売っていなければ終了です。
餌は売り切れていたけど、餌やり場に立つと寄ってきてくれる!かわいい子達♡
お寺案内
お休み処 花の茶屋
参拝入口の真横にあるのが「花の茶屋」です。
庭園や勝尾寺全山を眺めながら、うどんやおでん、ぜんざいやドリンクなどの軽食や甘味をいただけるセルフスタイルの喫茶コーナーです。
施設内にはお土産コーナーも併設されています。
お土産情報
喫茶コーナーに併設された大きなお土産屋さんがあり、勝尾寺の象徴“ダルマ”をモチーフにしたお土産物などがたくさん売っています。
■一願だるま 500円
願いを込めながら右目に目を書き、願いが叶えば左目に目を書き入れる。勝ちダルマのお土産版!?お手軽版!?ってカンジでしょうか。本堂祈祷済みです!
■だるませんべい 690円
しょうゆ・ねぎみそ・ザラメ・のり・七味・ごまの7枚入りのおせんべいです。
■勝ちダルマチョコクランチ 580円
立体的なダルマの形のパッケージに、チョコクランチが10個入っています。
■だるまパイ 980円
“シェ・ナカツカ”とのコラボ商品のパイです。5個入り。
■勝ちグミ 120円
UHA味覚糖とのコラボ商品のもも味のグミ。
駐車場
第1駐車場、第2駐車場(屋内、高さ制限2mまで)有
■駐車台数 350台
■料金 1時間まで500円、以降30分毎200円
アクセス
車でのアクセス
■茨木IC→国道171号線→府道4号を15分(8㎞)
■吹田IC→万博外周道路→府道4号を15分(8㎞)
公共交通機関でのアクセス
■電車とバス①
北大阪急行電鉄[千里中央駅]→阪急バス【29系統】(4番乗り場)で33分[勝尾寺駅]下車
■電車とバス②
阪急電鉄千里線[北千里駅]→阪急バス【29系統】(5番乗り場)で43分[勝尾寺駅]下車
お寺情報
寺院 | 勝尾寺(かつおうじ) |
拝観時間 | 平日 8時~17時 土曜 8時~17時半 日祝 8時~18時 |
拝観料 | 大人 400円 小・中学生 300円 未就学児 100円 2歳以下 無料 |
駐車場 | 1時間まで 500円 以降30分毎 200円 |
HP | http://www.katsuo-ji-temple.or.jp/ |
住所 | 〒562-8508 大阪府箕面市勝尾寺 |
Map |
まとめ
山にあるお寺ですが、道路も二車線で綺麗!(山のお寺はすごい道のところもあるのでw)
大きな池にミスト、錦鯉や勝ちダルマなど見どころ満載。
カフェやお土産屋さんも併設され、足りないところはない!ってくらい充実した施設のお寺です。
駐車場の料金設定は渋めですが、、(笑)
勝尾寺と言えば紅葉が有名ですが、春は桜、シャクナゲ、夏はアジサイと季節に応じた花々を楽しめる「花の寺」としても知られています。
次は是非空いている時に行きたいですね!
※掲載されている情報については最新の情報とは限りません。ご自身で事前にご確認の上ご利用くださいませ。
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