西国三十三所第14番 園城寺三井寺 弁慶の引摺り鐘など国宝、文化財の宝庫 琵琶湖、桜の名所

西国14番園城寺三井寺観音堂本堂 滋賀のお寺
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西国三十三所14番 園城寺三井寺

三井寺みいでらの呼び名で親しまれる園城寺おんじょうじは、滋賀県大津市、長等山の中腹に広大な敷地を有し、境内からは琵琶湖を眺望できます。

天台寺門宗の総本山で、歴史は古く朱鳥元年(686年)、大友与多王おおとものよたのおおきみが父の霊を弔うために寺を創建し、天武天皇より「園城寺」の寺号を賜ったのが始まり。

貞観年間(859~877年)には智証大師円珍ちしょうだいしえんちんが天台別院として中興。三井寺は、東大寺、興福寺、延暦寺と共に「本朝四箇大寺」の一つとなり発展していきました。

札所本尊は重要文化財である、如意輪観世音菩薩にょいりんかんぜおんぼさつ

境内には多くの見どころがあり、国宝10件重要文化財42件を所蔵する文化財の宝庫でもあります。

 智証大師円珍は、弘法大師空海の姪の息子です。

 

広重の浮世絵にも描かれた観音様の逸話

本尊札所の如意輪観世音菩薩像は、とりわけ女性の信仰が篤い観音様です。

三井寺の観音様がより信仰集めるようになった、ある女性の不思議なお話があります。

その不思議なお話がこちら。。。

江戸時代、大津の商家で働く杉という女性がおり、杉は幼い頃から三井寺の観音様を篤く信仰していました。町で疫病が流行した時、町の皆が病にかかったが、なぜか杉だけは病にかからなかった。
ある時、杉が天井裏から薪を下ろそうと梯子を昇っていたところ、大量の薪が崩れ落ち、杉は石臼の上に落ち、大量の薪の下敷きとなったが、不思議なことに少しのケガもなく無事だった。杉が懐を見ると見覚えのない如意輪観音像が出てきた。杉は、観音様の加護と感激しますます信仰を深めたという。

この話は、歌川広重浮世絵に描かれて世に広まり、三井寺の観音堂はますます参拝者で賑わったそうです。

 

札所情報

園城寺(おんじょうじ)
山号 長等山(ながらさん)
札所 西国三十三所第十四番
宗派 天台寺門宗(総本山)
御本尊 如意輪観世音菩薩(札所本尊)
本尊開帳 33年に一度
真言 おん ばだら はんどめい うん
開基 大友与多王
創建 朱鳥元年(686年)

 

御朱印

西国14番園城寺三井寺御朱印

 

ご詠歌(ご詠歌の意味)

 

いでいるや 波間なみまつきを 三井寺みいでら

かねのひびきに あるくみずうみ

◆ご詠歌の意味◆
三井寺から大湖琵琶湖を見渡すと、月の波間の間から出てまた波の間に入ります。こうした、いかにも大自然の雄大な景色にみとれて恍惚としているうちに最早夜明けとなって。三井寺から打ち出す金の響きでぼおっと夜が明けて、湖上の眺めはなんともいいようのない良い景色です。

 

お参りレポート

西国14番園城寺三井寺山門

駐車場からすぐ見えてくる立派な大門(仁王門)重要文化財です。

仁王門は宝徳4年(1452年)の建立ですが、もともとは常楽寺(滋賀県湖南市)の楼門でしたが、 後に秀吉によって伏見城に移築されていたものを、徳川家康が慶長六年(1601)に三井寺に寄進したものです。

西国14番園城寺三井寺割引券

仁王門をくぐると料金所で入山料のお支払い。

大人600円中高生300円小学生200円 です。

このカウンターに、境内にあるお餅屋さん「本家力軒」50円引きクーポンがありました!
全商品割引対象で、1点につき50円割引していただけます。

 

園城寺(三井寺)で頂ける御朱印の種類

三井寺の境内はとても広く、沢山の寺院や建物が有り、御朱印を頂けるところが沢山あります。

希望の御朱印を頂けるところを間違えないようにチェックしておいて下さいね。

西国三十三所の御朱印はのところですよー!

西国14番園城寺三井寺御朱印

西国14番園城寺三井寺境内案内図

延暦寺(山門派)vs園城寺(寺門派)

西国14番園城寺三井寺食堂

山門を入ってすぐ右手にあるのが、こちらの釈迦堂(食堂じきどう。御所の清涼殿を移築したものといわれており、重要文化財です。

西国14番園城寺三井寺金堂

三井寺の境内に残る建物の多くは、慶長4年(1599年)以降に豊臣氏や徳川氏によって再建されたものです。

その理由というのがこちら。。。

第5代天台座主も務めた智証大師円珍ちしょうだいしえんちんの死後、比叡山内で慈覚大師じかくだいし智証大師ちしょうだいしの対立が激化します。智証大師派は比叡山を下り、三井寺へ移ります。以後、天台宗は、山門派(延暦寺)寺門派(三井寺)に分かれ、天台座主の継承などを廻り対立、抗争を繰り返すのです。山門派による焼き討ちや、争乱による戦火などにより三井寺はの堂塔は幾度も焼失し、10度にも及ぶといいます。

 

三井の晩鐘(鐘楼)

西国14番園城寺三井寺鐘楼三井の晩鐘

近江八景の一つ「三井の晩鐘」といわれる三井寺の梵鐘はとても大きな鐘で、なんと高さ208.6㎝、口径123.6㎝という巨大さ!

慶長7年(1602年)建立で、重要文化財です。

「日本三名鐘」のひとつで、特に音色が優れているといわれ、「音の三井寺」といわれています。

◆日本三名鐘◆
園城寺(三井寺)の鐘(滋賀県大津市)

神護寺の鐘(京都市右京区)
平等院の鐘(京都府宇治市)

西国14番園城寺三井寺鐘楼三井の晩鐘

この重要文化財の「三井の晩鐘」を、なんと!撞くことが出来ます!

■お一人様一回 冥加料300円

西国14番園城寺三井寺鐘みくじ

鐘楼の隣には、「三井寺鐘みくじ」がありました。

この鐘みくじ、ちょっと変わってておもしろい!

❶受付で200円を払い、鐘みくじを引く。
❷鐘みくじを御籤鉢みくじばちの水に浸けると、番号が浮かび上がってくる。
❸受付に番号を伝え、運勢が書かれたおみくじと、三井寺百景絵札を貰う。

 

三井寺の総本堂 金堂

西国14番園城寺三井寺金堂

慶長4年(1599年)豊臣秀吉の正室、北政所により再建された総本堂金堂こんどうです。桃山建築の代表作で、国宝でございます。

これ写真ではなかなか伝わらないですが、もう~この建物、圧倒的!!

めちゃくちゃ超絶カッコいいんです!!(語彙力、、)この桧皮葺がシブいのよ。

「見たらわかる、国宝や~ん」ってカンジです!

西国14番園城寺三井寺金堂

この国宝の金堂、堂内にはたくさんの仏像が展示されていて、なんと無料で拝観することが出来ます。

三井寺本尊弥勒菩薩もこの金堂に安置されていますが、絶対秘仏です。

西国14番園城寺三井寺金堂

堂内は残念ながら撮影禁止ですが、表の看板に堂内の写真が載っていました。

堂内はこんなかんじで、超!超!至近距離で沢山の仏像を見ることが出来るんです!

中にはお土産屋さんコーナーもあって、展示してある仏像などのポストカード(1枚100円)が売っていたんですが、これがまたカッコいい!

種類もすごく多くて(もう100種類くらい⁉w)仏像好きの方にはおススメです!

 

閼伽井屋、左甚五郎作の龍

西国14番園城寺三井寺閼伽井屋三井の霊泉

今でも霊泉の湧き出る閼伽井屋あかいや

ちょっと盗撮っぽくなってしまい(笑)写真では分かりにくいですが、しめ縄の岩の周りには池の様に水が溜まっています。

“コポコポコポ”と音がするのでよく見てみると、気泡と共に水が湧き出しているところがありました!

実は園城寺が通称「三井寺」と呼ばれるようになったのは、この霊泉に由来します。

その由来がこちら。。。

◆通称「三井寺」の由来◆
この井戸は、天智天武持統天皇の三帝の産湯に用いられた事から御井みいの寺」と呼ばれるようになり、これが園城寺が通称「三井寺」と呼ばれるようになった由来です。

 

閼伽井屋あかいやの正面には、左甚五郎ひだりじんごろう作の龍の彫刻があります。

むかし、この龍が夜な夜な琵琶湖に出て暴れたため、困った五郎は自ら、龍の目玉に五寸釘を打ち込んで静めたという伝説があります。

 

弁慶の引摺り鐘・弁慶の汁鍋

弁慶の引摺り鐘(重要文化財)

西国14番園城寺三井寺弁慶の引摺り鐘

「弁慶の引摺り鐘」は、俵藤太たわらのとうたが三上山の百足むかで退治のお礼に、琵琶湖の龍神から授かった鐘を三井寺に寄進したと云われています。

この「弁慶の引摺り鐘」、表面が傷だらけなんですが、その理由は、山門派寺門派の争いが原因となっています。

そのお話がこちら。。。

山門派、寺門派の抗争の中、山門派の荒法師だった武蔵坊弁慶は、三井寺で暴れ回り、鐘を奪って比叡山に引き摺り上げた。奪った鐘を延暦寺で撞いてみると、「の~、の~」(関西弁で帰りたい)としか聞こえない。腹を立てた弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷へ投げ捨ててしまったのです。
のちに、鐘は三井寺に戻ったのですが、表面には擦り傷やひび割れが入って撞くことは出来ず、その後同型の鐘が作られました。それが現在の梵鐘、「三井の晩鐘」です。

なんかこの鐘可愛い♡三井寺に戻れてよかったね!

弁慶の汁鍋

西国14番園城寺三井寺弁慶の汁鍋

「弁慶の汁鍋」武蔵坊弁慶が所持していた大鍋で、三井寺の大鐘を奪い取った時に残していったものと伝わっています。

江戸時代の観光ガイドブックにも「弁慶の汁鍋」と紹介されているとの事。

なんで鐘を奪って、お鍋置いて行ったんだろ!?(笑)

お鍋持ち歩いてたの、、??

あ、ちなみにこのお鍋、重量450kg!鐘はなんと、、2250kg!!

一切経蔵(重要文化財)、八角輪蔵

西国14番園城寺三井寺一切経蔵

慶長7年(1602年)に毛利輝元によって移築された一切経蔵。写真は一切経蔵の中にある、一切経を納める回転式の八角輪蔵

三重塔(重要文化財)

西国14番園城寺三井寺三重塔

この三重塔は、慶長2年(1597)豊臣秀吉によって伏見城に移築された比蘇寺の塔を、慶長5年(1602年)に徳川家康が三井寺に寄進したものです。

 

本家力軒 三井寺辨慶力餅

西国14番園城寺三井寺辨慶力餅本家力軒

観音堂に向かって歩いていると右手に見えてくるのがこちら、本家力軒ほんけちからけん

なんと創業は文化7年(1810年)!大津名物三井寺辨慶力餅みいでらべんけいちからもちがいただけます。

入山料のカウンターでGetした50円引きクーポンはここで使えるよ!

西国14番園城寺三井寺辨慶力餅本家力軒

イートインメニューは3種類

■三井寺辨慶力餅 2本 ほうじ茶付 360円
■三井寺辨慶力餅 ぜんざい 570円
■甘酒 310円

西国14番園城寺三井寺辨慶力餅本家力軒

この素敵なテラスでいただけます!

テラスの下には川が流れてて、川のせせらぎを聞きながらの小休憩。春には桜、秋には紅葉も楽しめます。赤い毛氈が映えますね!

力餅2本(ほうじ茶付)をいただきました。

西国14番園城寺三井寺辨慶力餅本家力軒

柔らかくコシのある求肥餅に、国産きな粉と抹茶、和三盆糖を合わせたお餅です。

これすごい美味しい~!めちゃくちゃ上品なお味で、甘さ控えめ!

なんか何本でもいけそう(笑)

二百年続く昔ながらの製法で作られた力餅、いただけるのはここ三井寺境内のみとの事。

お持ち帰り用のお土産もありましたよ!

■三井寺辨慶力餅 5本 600円
■三井寺辨慶力餅 10本 1150円

 

お店 本家力軒
営業時間 10時~17時(L.O. 16時半)
定休日 不定休
HP https://tikaraken.com/
住所 滋賀県大津市園城寺町246 三井寺境内「微妙寺」横

 

西国札所の観音堂・納経所

西国14番園城寺三井寺観音堂

お茶休憩も終わったら、いよいよ西国札所です!この階段を上った先が西国札所の観音堂です。

観音堂は当初、山の頂上付近に建てられていたのですが、現在の場所に観音堂を移すことになったある逸話があります。

その逸話がこちら。。。

最初観音堂は長等山の山頂近くに建てられていましたが、参詣するには参道は険しく不便で、女人禁制の地でした。ある日、堂僧の夢枕に老僧が現れ、「もっと多くの衆生を救いたいのに、今の場所ではそれはかなわない、山を下りたい」と涙をこぼしたという。
そこで、4年後の文明13年(1481年)現在の場所に観音堂を移し、誰でも参詣できるようにしたと云われています。

西国14番園城寺三井寺観音堂本堂

古くから庶民に親しまれてきた西国札所の観音堂は、元禄2年(1689年)の再建。

西国14番園城寺三井寺観音堂本堂

札所本尊如意輪観世音菩薩像にょいりんかんぜおんぼさつぞうは、智証大師円珍の前に出現した如意輪観音を、大師が自ら香木に刻んだものといわれています。

本尊は秘仏ですが、33年に一度開扉されています。

次回の御開帳は、2042年です。

最近では、令和2年(2020年)3/17~6/30まで特別御開帳されていましたので、またそういった機会もあるかもですね。

西国14番園城寺三井寺観音堂本堂

西国14番園城寺三井寺観音堂納経所

納経所は本堂の右側にあります。その向かいが授与所です。

西国14番園城寺三井寺観音堂

観音堂の向かいには、立派な休憩所、その奥にはお土産屋さんがあり、おでんやおぜんざいなどの甘味などもいただけます。

ここからの景色もキレイですが、写真の右端の階段を少し上がると展望所があります。

西国14番園城寺三井寺観音堂本堂

展望所から見た観音堂がこちら。真ん中の六角屋根は手水舎です。その奥に見えるのが、右が観月舞台、左が百体観音堂です。

西国14番園城寺三井寺観音堂展望所

すごく見晴らしが良く、琵琶湖も見えます。是非、展望所まで登ってみて下さいね!

 

 

お寺案内

駐車場

■駐車台数 350台

■料金 500円

アクセス

車でのアクセス

■国道1号線→県道558号→4分

■国道161号→県道47号→4分

■名神高速道路[大津IC]→11分

公共交通機関でのアクセス

■電車
京阪電車京阪石山坂本線[三井寺駅]→徒歩10分

■電車とバス①
JR琵琶湖線[大津駅]→京阪バス【66/66A】で11分「三井寺」下車→徒歩2分

■電車とバス②
JR湖西線[大津京駅]→京阪バス【66/66A】で5分「三井寺」下車→徒歩2分

 

お寺情報

寺院 園城寺三井寺(おんじょうじ、みいでら)
拝観時間 8時~17時
拝観料 大人 600円
中高生 300円
小学生 200円
駐車場 500円
HP http://www.shiga-miidera.or.jp/
住所 〒520-0036 滋賀県大津市園城寺町246
Map 

 

まとめ

山門をくぐると山の匂いがしてとても清々しく、境内はとても広いんですが、観音堂への階段以外はそんなに登りもなく気持ちよくお参りが出来ました。

三井寺は大寺院なだけあって、ほんとに見どころ満載で、中でも金堂は建物、堂内ともほんとに圧巻でした。

春には桜の名所としても人気で、境内には1300本の桜が植えられていて、満開時には夜間のライトアップイベントなどもされているので、また行ってみたいですね。

※掲載されている情報については最新の情報とは限りません。ご自身で事前にご確認の上ご利用くださいませ。

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