中山寺 安産祈願、お宮参りで人気!聖徳太子建立の日本最初の観音霊場【西国三十三所24番札所】

西国24番中山寺本堂 兵庫のお寺
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西国三十三所24番 紫雲山 中山寺

兵庫県宝塚市にある中山寺なかやまでらは、阪急中山観音駅から徒歩1分という位置に立地し、とてもアクセスしやすいお寺です。

関西では「中山さん」の呼び名で親しまれ、安産祈願のお寺として有名。お宮参りなどお寺はいつも小さなお子さんを連れたファミリーで賑わっています。

お寺の歴史は古く、1400年前に聖徳太子が建立した日本最初の観音霊場で、西国巡礼再興の舞台になった寺としても知られています。

本尊は十一面観世音菩薩

境内から続く中山観音公園には、庭園式の梅林や、藤棚があり、桜やツツジなど季節の花も楽しめます。

聖徳太子による中山寺開基伝説

中山寺の歴史は古く、推古天皇時代(593~628年)に聖徳太子によって開かれたお寺です。

その開基にまつわる伝説がこちら。。。

崇仏派の蘇我馬子そがのうまこと廃仏派の物部守屋もののべのもりやとの戦いで、聖徳太子は蘇我氏とともに戦い勝利し、四天王寺の建立を誓った。戦いに敗れ戦死した物部守屋は悪霊となり人々を苦しめていました。
ある夜、太子の夢枕に仲哀天皇ちゅうあいてんのうの后、大仲姫おおなかつひめが立ち、「乾の方角に紫雲の立つ峰がある。その峰に寺を築くなら、守屋の霊魂を取り除き、志を果たしてやろう」と告げました。
太子は紫色の雲がたなびく峰を見つけ行くと、そこは大仲姫の墓所がある山だったのです。そこには3つの山があり、真ん中の山に寺を建立しました。このことから太子は紫雲山しうんざん中山寺と名付け、多くの堂塔を建てたといいます。

これが中山寺縁起です。

札所情報

中山寺(なかやまでら)
山号 紫雲山(しうんざん)
札所 西国三十三所第二十四番
宗派 真言宗中山寺派(大本山)
御本尊 十一面観世音菩薩
本尊開帳 毎月18日
真言 おん まかきゃろにきゃ そわか
開基 聖徳太子
創建 推古天皇時代(593~628年)

 

御朱印

西国24番中山寺御朱印

 

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ご詠歌(ご詠歌の意味)

 

をもすぎ さとをもゆきて 中山なかやま

てらまいるは のちのため

◆ご詠歌の意味◆
幾度となく野山や里を通過し、はるばると中山寺にお参りさせていただきました。すべての人が最後にたどり着きたいのは、観音様の手に救われて浄土へ行くという安心です。

 

お参りレポート

駅から徒歩1分!

中山寺は阪急宝塚線「中山観音駅」の北口からなんと徒歩1分という好立地!

車での場合、お寺の専用駐車場は無いのですが、近隣に中山寺参拝者むけのパーキングが沢山あるので、駐車場探しに困ることはないと思います。が、中山寺はいつでもたくさんの参拝客で賑わっており、行事の際などは特に混み合い近隣道路は大変渋滞しますので要注意です。

西国24番中山寺山門

天保3年(1646年)徳川家光により再建された山門は別名望海楼ぼうかいろうと呼ばれ、かつては山門の上から海が眺望出来たと言われます。

西国24番中山寺仁王像

山門には足腰が丈夫であるようにと願いを込めて、たくさんのわらじが奉納されています。

仁王像の隣には超巨大わらじもあります!

平成21年の山門修復時に仁王像の体内から、天保5年(1834年)と書かれた木札や、写経などが発見され制作時期が判明したそうです。

西国24番中山寺狛犬獅子

山門の正面には仁王像、裏側には獅子と狛犬が祀られています。

なんだか変わった質感ですが、木製の彫刻の上から弁柄漆で仕上げているとの事。

本堂まではバリアフリー

西国24番中山寺

山門をくぐると石畳の参道。行事などの時期にはこの参道に露店が並び賑やかになります。

参道の先には長い階段があるのですが、実は階段の右手にエスカレーターとエレベーターがあるんです!

中山寺は本堂まではエスカレーターorエレベーターで上がることが出来、足の悪い方、妊婦さん、ベビーカーや車椅子の方などが本堂まで楽に上がれるようバリアフリー化されています!

西国24番中山寺

参道の両端には様々な花が植えられており、花を楽しみながら歩くことが出来ます。

秋に来た時にはダリアがたくさん咲いていてすごく華やかでした。

西国巡礼再興の舞台

中山寺はかつては西国巡礼の第1番札所だったこともあり、西国巡礼の再興の舞台にもなったお寺でもあります。

西国巡礼の開創伝説がこちら。。。

奈良時代の養老2年(718年)長谷寺を開山した徳道上人とくどうしょうにんが急な病で亡くなり、冥途の入口で閻魔大王に会います。閻魔大王は「近ごろ地獄に落ちる者が多い。娑婆には33の観音の霊場があるので、すべて巡れば地獄に落ちないことにする」と。徳道上人はその証となる33個の宝印を大王から預かります。
蘇生した徳道上人は弟子と共に三十三所観音霊場を巡り、巡礼の功徳を説いてまわりますが信じる者は少なく、まだ機が熟していないと33個の宝印を中山寺の「石の唐櫃からとに埋めてしまいます。
それから約270年後、第65代花山天皇は出家し花山法皇となり3年間の修行を積んだ。ある日、熊野権現から三十三所観音霊場を再興するようお告げを受けます。花山法皇は中山寺で33個の宝印を掘り出し、西国巡礼を復興したのです。これが現在の西国三十三所巡礼です。

サクッとですが、これが西国巡礼の開創伝説です。

中山寺の「石の唐櫃」に封印され、花山法皇によって掘り出された33個の宝印とは、、?

もうおわかりだと思いますが、これが現在西国巡礼の際に納経所で授かる「御朱印」です。

西国24番中山寺石の唐櫃

徳道上人が宝印を納めたといわれる「石の唐櫃」がこちら、中山寺の境内にあります。

この「石の唐櫃」と呼ばれる中山寺古墳は、冒頭の聖徳太子の中山寺開創伝説でも出てきた、第14代仲哀天皇ちゅうあいてんのうの后、大仲姫のおおなかつひめ墳墓です。

西国24番中山寺石の唐櫃石棺

横穴式石室内には石棺も残されています。

ここに33個の宝印が封印されていたと思うと、、もうロマンが止まらない(笑)

「石の唐櫃」は閻魔堂の裏手にありますが、あまり目立たないので見落とさないように!

 

見どころ満載の境内

参道から一段上がったこの階層は、見どころが沢山ありますが、先に見て周ってもいいですし、順路的には後でもう一度通りますので、先にもう一段上の本堂のお参りに行っても大丈夫です。

西国24番中山寺手水舎

エスカレーターを上がって左手には手水舎。

ハスの形の手水舎は、柄杓を使わなくて大丈夫な設計。今のコロナ禍にぴったりです!

西国24番中山寺五百羅漢堂

エスカレーター正面には五百羅漢堂ごひゃくらかんどう

「親兄弟の 顔が見たくば 中山寺の 五百羅漢の 堂にござる」と古歌にも詠まれています。

堂内には本尊の釈迦如来と、その弟子である羅漢像が700体以上安置されています。

西国24番中山寺閻魔堂

色彩や文様が美しい閻魔堂えんまどう

西国巡礼といえば閻魔大王!閻魔大王と十王が祀られており、閻魔さまのお顔を拝むことが出来ます。

西国24番中山寺納経所

納経所はエスカレーターを上がって右手、この階層にあります。本堂はもう一段上の階層にあります。

西国24番中山寺

このエスカレーターの上に見えるのが本堂です。右手に見えるのは五重塔。

秀吉も祈願した子授け観音

西国24番中山寺本堂

慶長8年(1603年)に豊臣秀吉によって再建された本堂は兵庫県の有形文化財です。

世継ぎのなかった豊臣秀吉が中山寺の観音様に祈願すると、淀君が懐妊し、秀頼を授かったとのこと。この事により「子授け観音」としてさらに信仰を集めたといわれています。

また幕末には中山一位局が、中山寺の安産のお守りの御腹帯「鐘の緒」を受けて明治天皇を出産したことから、天皇勅願所として名声は全国に広がり、ますます信仰を集めたといいます。

西国24番中山寺本堂

他ではあまり見ない、色鮮やかでエキゾチックな本堂が素敵です。本堂内外の鮮やかな彩色や彫刻は江戸時代中後期のものとされていますが、平成19年の修復でかつての姿を蘇らせました。

西国24番中山寺本堂

本尊は十一面観世音菩薩、平安時代の作で重要文化財です。秘仏ですが、毎月18日に開扉されています。

本尊の十一面観世音菩薩像はインドの王妃シュリーマーラー(勝鬘夫人しょうまんぶにんが女人済度の悲願を込めて、自らの姿を彫らせたものと伝わっています。
しなやかな左手、腰のひねりの曲線が美しい異国的な雰囲気の観音像です。

西国24番中山寺御手綱

本堂にある「お手綱」は本尊の十一面観世音菩薩の左手と結ばれているとの事。触れてお参りすることが出来ます。

西国24番中山寺本堂

中山寺では毎年8月9日「星下り大会式」が行われており、この日にお参りすると、西国三十三所観音霊場の全てに参拝したのと同じ功徳があるとされています。又この日は、四万六千日功徳日しまんろくせんにちくどくびとも呼ばれ、文字通り4万6000日参拝したのと同じ功徳が得られると言われています。

「星下り由来がこちら。。。

西国巡礼で中山寺に訪れていた花山法皇が、お祈りをしていたところ、虚空に光明が差し、梵音とともに西国三十三所すべての観音様が中山寺本堂へ来迎されたといいます。
その様がまさに「星が夜空から舞い降りてくる様であった」ことから、この縁日は「星下り」と呼ばれるようになったっといいます。

西国24番中山寺護摩堂

本堂の右手には、不動明王をはじめ五大明王が祀られている「護摩堂」

護摩堂は近畿三十六不動霊場の21番札所にもなっています。

二つの塔

西国24番中山寺大願塔

平成19年に400年ぶりに再建された「大願塔」

多宝塔を織田信長によって焼かれ焼失して以来、多宝塔の再建は400年にわたる悲願でしたが、中山寺創建1400年の記念事業で再建されました。

西国24番中山寺子授け地蔵

こちらは「子授け地蔵」。子宝を望む方が子授け地蔵さまに願布を奉納し、手を合わされます。

西国24番中山寺五重塔

子授け地蔵からさらに階段を上がると五重塔があります。

この五重塔、遠くから見てる時は気付かないんですが、だんだん近づいてくると、、、ん!?

青いんです!!

珍しいですよね!?ってか見たことないです、青い五重塔(笑)

これがほんとすごくキレイなんです!ずっと見てられる!

西国24番中山寺五重塔

平成二十九年に再建されており、東方を守護する聖獣、青龍の名を冠して「青龍塔」と名付けられています。青龍塔の地下にはネパールより譲り受けた、仏舎利(お釈迦様の遺骨)が納められています。

本堂にお参りしたら帰られる方が多いのか、ここまで登ってくる人はすごく少なかったんですが、是非近くでこの塔を見ていただきたい。

ほんとにきれい!一見の価値ありです!

中山観音公園の梅林

西国24番中山寺星の広場藤棚

五重塔から坂道を登り、右手に行くと中山観音公園の入口があり、星の広場に出てきます。

星の広場は広い芝生公園で、写真は手前から奥までずーーっと藤棚!長いっ!

こちらの藤棚は白い藤が咲きます。見頃は4月下旬~5月上旬頃。この長い藤棚が満開の光景は圧巻でしょうね!

この広場から階段を下りて行くと梅林です。

中山観音公園には絵馬堂の右手からも入れます。

西国24番中山寺観音公園梅林

中山観音公園には庭園式の梅林があり、なんと入場料は無料!

この規模の梅林が無料で楽しめるのはありがたいですね。だいたい庭園や植物園などは別途料金がかかるんですが、中山寺は入山料も無料だし太っ腹です!(笑)

中山観音公園はワンちゃんもOKですよー!

西国24番中山寺観音公園梅林

梅林には約1000本の梅が植えられています。訪問時は満開でした!

西国24番中山寺観音公園梅林

梅の木にメジロがたくさんいたので、やみくもにシャッターをきってたら写ってましたー!

めっちゃかわいい♡

メジロさんは梅の花の蜜が大好物で、せわしなく花から花へと飛び回っていましたw

西国24番中山寺観音公園梅林

こちらは脚に花粉団子を付けたミツバチさん。脚もふもふになっててかわいいですね(笑)

西国24番中山寺観音公園梅林

白やピンク、赤などいろんな色の梅の花を堪能できました。

梅林の開花情報は中山寺の公式ホームページで公開されていますのでチェック出来ますよ!

施設 中山観音公園(梅林)
開園時間 10時~16時
入場料 無料
中山寺HP https://www.nakayamadera.or.jp/

西国24番中山寺

絵馬堂前の広場からは大阪まで展望でき、梅田のビル群も見えます。

西国24番中山寺山門

 

お寺案内

駐車場

■無し

近隣に中山寺参拝者向けの有料駐車場がたくさんあります。

アクセス

車でのアクセス

■中国自動車道[宝塚IC]→9分(いちょう筋→国道176号

公共交通機関でのアクセス

■電車①
阪急宝塚線[中山観音駅]北口下車→徒歩1分

■電車②
JR宝塚線[中山寺駅]北口下車→徒歩10分

お寺情報

寺院 中山寺(なかやまでら)
拝観時間 9時~17時
拝観料 境内自由
駐車場 無し
HP https://www.nakayamadera.or.jp/
住所 〒665-8588 兵庫県宝塚市中山寺2-11-1
Map 

 

まとめ

とても歴史の古いお寺ですが、平成17年~平成20年にかけて修復事業で復元されており、とても色彩豊かで華やかなイメージのお寺ですね。

見所満載なので、梅林以外のお参りでも全部周るなら1時間は見ておいた方がいいかなと思います。

これだけの大寺院ですが入山料は無料、梅林は無料。あとびっくりしたのが、授与所がほんとにシンプルで、お守り数種類と数珠、手拭い、開運箸くらいしが置いてなくて、なんかそういった部分では商売っ気を感じないお寺さんでした(笑)

※掲載されている情報については最新の情報とは限りません。ご自身で事前にご確認の上ご利用くださいませ。

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